2022年6月26日に行われました「遠的選手権大会」の結果を掲載いたします。

大会結果

四段以下男子の部

順位的中数氏名所属称号段位
15平澤 好美ときわ四段
25内山 吉文堀原参段
35山田 幸一つくば初段
44宮崎 隆之水戸参段
54萩谷 直人稲敷市弐段

四段以下女子の部

※2~5位は対象者なし(入賞は4中以上)

順位的中数氏名所属称号段位
16中野 公子水戸射友会*四段
2
3
4
5

五段以上男子の部

順位的中数氏名所属称号段位
17瀧口 眞央土浦*五段
26尾吹 将大茨城錬士六段
36廣木 栄則錬士五段
44平根 伸彦原子力機構*五段
54廣木 豊水戸桜川*五段

五段以上女子の部

※5位対象者なし(入賞は4中以上)

順位的中数氏名所属称号段位
15上馬 英子友部*五段
25吉村 静華堀原*五段
34斎藤 詩乃土浦*五段
44小林 美環下館錬士五段
5

講評

四段以下の部

相談役 橋本眞也先生(範士八段)

 入賞者の皆さん、おめでとうございます。特に、男女とも優勝者の方々は、肩の線が整っていたことが印象的で、それが成功につながったと思います。遠的も、近的同様、両肩から肘へとつながる骨格が、左右均等に、しっかりと弓力を支えていることが大切です。お二人は、それがうまくできていたように思いました。

 近的と異なり、遠的では胴体を傾けています。残念ながら入賞、優勝を逃してしまった皆さんには、左右の肩は胸軸と十文字を為していながらも、胴体を腰から右に傾けていることから、離れを肩の線、すなわち、矢筋に出すことができない方が多かったように思います。

 日常の近的の稽古においても、肩すなわち肩甲骨と体幹をつなぐ筋肉をどのように関係付ければ良いかに意を注ぎ、遠的においても、それらを好ましく制御できるように心身の鍛練をしていただきたいと思います。

 次回は、入賞できなかった方は入賞へ、今回優勝を逃した入賞者は優勝へと御精進頂きたいと思います。

五段以上の部

名誉会長 柴田猛先生(範士九段)

 ごくろうさま。

 優勝した男子の瀧口さん、女子の上馬さん、おめでとう。

 吉村さんは、一回戦皆中して二回戦1中、上馬さんは一回戦1中、二回戦皆中。ということで優勝決定の射詰競射は後半戦の流れに乗って上馬さんの優勝。二位の吉村さんは悔しかったでしょう。弓手は迷わずまっすぐ押す、四ッ矢の離れがすべて一緒でなければならない。

 皆さん、教本をよく読んでください。

 会でやることは ねらい、口割り、胸弦、詰合い、伸合い、離れ、残心(身)‥‥いつも同じ。これを台詞にして、やりきる。台詞がなければ、演じられない(会でやるべきことができない)。役者になって、演じきる(台詞だけやる)。

私は、昔から上がり性だったが、セリフのおかげで練習より試合の方が中ったものでした。

 みなさん、頑張って下さい。