令和5年4月23日に行われました「県選手権予選大会」の開催結果を掲載します。
開催結果
有段者男子の部
No. | 的中数 | 氏名 | 所属 | 称号 | 段位 |
1 | 5 | 菊地 凜 | 土浦 | * | 四段 |
2 | 5 | 瀬谷 浩平 | 湊 | * | 四段 |
3 | 5 | 木元 雄太 | 日製(日立) | * | 四段 |
4 | 5 | 矢崎 一男 | 友部 | * | 四段 |
5 | 5 | 照沼 勇一 | 日立金属 | * | 四段 |
6 | 5 | 島田 嘉隆 | 霞ヶ浦 | * | 五段 |
7 | 4 | 宮川 晃弥 | 神栖 | * | 弐段 |
8 | 4 | 菊地 茂実 | 石岡 | * | 四段 |
9 | 4 | 荒木 道備 | 勝田 | * | 参段 |
10 | 4 | 萩谷 明政 | 東海 | * | 五段 |
有段者女子の部
No. | 的中数 | 氏名 | 所属 | 称号 | 段位 |
1 | 5 | 上東 萌 | 土浦亀城 | * | 弐段 |
2 | 4 | 長山 琴音 | 土浦 | * | 弐段 |
3 | 4 | 江畑 洋子 | 水戸 | * | 参段 |
4 | 4 | 江畑 葉月 | 水戸 | * | 参段 |
5 | 4 | 中澤 千枝子 | 北茨城 | * | 参段 |
6 | 4 | 横山 あさみ | 東海 | * | 参段 |
7 | 4 | 川畑 映子 | ときわ | * | 四段 |
8 | 4 | 中野 公子 | 水戸射友会 | * | 五段 |
9 | 4 | 大森 絵鈴 | 藤代 | * | 五段 |
10 | 3 | 江橋 宏美 | 水戸射友会 | * | 四段 |
称号者男子の部
No. | 的中数 | 氏名 | 所属 | 称号 | 段位 |
1 | 6 | 小沼 隆史 | 霞ヶ浦 | 錬士 | 五段 |
2 | 6 | 大峰 芳樹 | 取手 | 教士 | 六段 |
3 | 5 | 瀧口 眞央 | 土浦 | 錬士 | 五段 |
4 | 5 | 高松 清 | 笠間 | 錬士 | 六段 |
5 | 5 | 千葉 一茂 | 土浦亀城 | 錬士 | 六段 |
6 | 5 | 和栗 淳 | 友部 | 錬士 | 六段 |
7 | 4 | 大岡 健司 | 水戸 | 錬士 | 五段 |
8 | 4 | 杉山 義光 | 水戸桜川 | 錬士 | 五段 |
9 | 4 | 久保田 亮 | 日製(日立) | 錬士 | 五段 |
10 | 4 | 塚本 重毅 | 土浦亀城 | 錬士 | 六段 |
11 | 4 | 髙野 敬光 | 鹿嶋 | 錬士 | 六段 |
12 | 4 | 後藤 裕一 | 土浦亀城 | 教士 | 七段 |
13 | 3 | 矢野 大輔 | 藤代 | 錬士 | 六段 |
14 | 3 | 山口 純 | 蒼藤会 | 錬士 | 六段 |
15 | 3 | 福地 平 | 水戸 | 教士 | 八段 |
称号者女子の部
※予選通過者(3中以上)なしのため12位~15位なし
No. | 的中数 | 氏名 | 所属 | 称号 | 段位 |
1 | 5 | 柴原 一利子 | 水戸桜川 | 教士 | 七段 |
2 | 4 | 鈴木 裕美 | 湊 | 錬士 | 六段 |
3 | 4 | 梶 直子 | 神栖 | 錬士 | 六段 |
4 | 4 | 木村 亜紀子 | 北総 | 教士 | 六段 |
5 | 3 | 吉村 静華 | 堀原 | 錬士 | 五段 |
6 | 3 | 古山 道子 | 藤代 | 錬士 | 五段 |
7 | 3 | 山崎 亜紀 | 土浦亀城 | 錬士 | 五段 |
8 | 3 | 財津 昌子 | 日立市中央 | 錬士 | 五段 |
9 | 3 | 紫村 トク子 | ときわ | 錬士 | 六段 |
10 | 3 | 石塚 美志 | 土浦亀城 | 教士 | 六段 |
11 | 3 | 萩野谷 綾子 | 水戸射友会 | 教士 | 六段 |
12 | – | – | – | – | – |
13 | – | – | – | – | – |
14 | – | – | – | – | – |
15 | – | – | – | – | – |
講評
名誉会長 久保田清先生(範士八段)
お疲れさまでした。
予選通過、おめでとうございます。
春季大会のときの有段者男子は6射皆中が3人いました。その3人の方が今日は全員予選落ちしました。それをみますと、いつも安定して中っているか、的中がいつも平均して出ているかというと、そうではない。
それはなぜか。
いつも言うように、会ががっちり収まっていない。だから、会に入ったときに頭の中が騒いで、心気の働き、澄ましができないで離してしまっている人が多い。
見ていて、雰囲気はあるんですけれども、發のときに気持ちが違うところへ飛んでしまって、それでうまく中らない、中て続けられない。やはり会の安定、心気の安定ということをよく考えて練習に取り入れてもらわないと、いつも波があって、中ったり中らなかったりするのでは、県の代表を決める選手権の予選ですから、もう少し頑張っていただいて、県の代表にふさわしい的中を出せるようにしていただきたいと思います。
まだ時間がありますから、さらに精進して選手権本大会に臨んで下さい。
名誉会長 柴田猛先生(範士九段)
予選通過された皆さん、まずはおめでとうございました。
ブロック通過できるかねえ?何ですか、羽分けで予選通過?さびしい。
6射皆中した小沼君と大峰君、本当によかった。何が良かったかというと、気迫があった。それ以外の人は最後に外れているようじゃ、気迫なんかないんじゃない。一手××でも、四ツ矢皆中したら、気迫だよね。久保田先生と話したんですが、四ツ矢持って行ったら3本目が勝負。3本目をどう乗り切るか。そして4本目にどう対応するか。いずれにしても中んない。これでは関東ブロック通過して選手権なんて出られる人いないんじゃない。もっとしみじみ練習して、来る五月の本大会では、(今年は関東ブロックに出られる人は4人だそうですから)4番目になれるように、射法・射技・体配・的中すべて兼ねそろえて本番に臨んでもらえれば……。
本番に出たら、今日の予選会の比または県の予選会の比じゃないんですよね。昔、関根村夫先生という範士の先生がいらっしゃいました。「柴田先生、俺はもう帰りたいよ。この雰囲気には耐えられないよ」とおっしゃっていました。それくらい、本番の選手権というのは、プレッシャーがかかるんですよ。そのプレッシャーをどう乗り切るか。それは自信しかないよね。絶対外れないという自信、絶対中るんだという自信があれば、ハートの弱いところなんか通過できると思うんですよ。選手権で優勝したときの話をすると、私はハートが弱い方だから、放せば中る、放せばみんな星に中る、だから行くときには「今年は俺が優勝するんだ」と宣言して出かけたわけ。
自信を持てるようにするには、ではどうすればいいか。「射法訓」だね。「胸の中筋に従い、宜しく左右に分かるる如くこれを離つべし」、基本は射法訓、教本の118頁。会に入って、みんな何やってんですか。詰め合いもない、伸び合いもない、ただ矢束。それだって中んないわけじゃないよ。会に入った瞬間にいっぱいいっぱいだから、詰め合い・伸び合いができない。もう一回教本読んで、自分の射を見直してはどうか。ただ中っただけではだめで、どう離せば格好いい残心がとれるのか。そして、なおかつ的中だからね。
なんとしてでも全日本選手権に出て、茨城県の名前を上げられる人がこの中から出ることを期待したい。頑張って下さい。